ご依頼・設計の流れ

事前相談

希望の住まうカタチや現在の住まいの問題点などお話をお聞かせください。

具体的に敷地・予算が決まってない場合でも、敷地探しからお手伝いいたします。
一般住宅の設計、敷地分割、長期計画、土地活用や暮らし方の変化によるリフォームのほか、専門家と協働し耐震補強、お庭、家具、照明など部分的な計画にも対応いたします。

設計契約

建物は大きな買い物で、大切な資産になります。
完成し、その後のアフターフォロー含め、時間も労力もかかる作業です。

計画を進める上で建て主さまと設計者の信頼関係が結ばれることは、とても重要なことになります。
費用・工期の疑問点など遠慮なくご質問ください。
また、ご相談の段階から具体的な図面・模型も作成いたします。※1

正式に進めていきたい！と思っていただければ、設計契約を結びます。

※1設計契約前の図面と模型の作成に関しては都度費用を頂戴いたします。

基本設計期間:2か月～

普段の生活の様子、家族構成、好きなもの、趣味、・・・などお話を伺いながら設計を進めていきます。

具体的なイメージがはっきりされている場合は1案を、そうでない場合は2案をご提案させていただきます。
2案の場合、比較しながらイメージを膨らませ「大切にしたいもの」の優先順位を見つけたり、思い込みから解放されたりと、設計のアイデアが生まれことが多いです。
それを反映した1案に絞り、さらにブラッシュアップしていきます。敷地内の配置、建物ボリューム、間取り、開口部位置、空間構成など決まりましたら基本設計完了となります。

概算見積もり期間:1か月～

施工業者をいくつか選択し、基本設計の概算見積もりをとります。

面積・工法を含めた設計内容が費用に見合うか、ここで一度調整いたします。
（ご希望の施工業者がある場合は事前にお知らせ下さい。打合せさせていただきます。）

実施設計期間:2～3か月

基本設計内容を、具体的に施工できるよう図面を詳細に作成していきます。

各部の詳細な作り方が、生活の中の使い勝手、丈夫さ、性能、メンテナンスなどに関わってきます。
素材、造作家具、照明、設備の選定も建て主さまと相談しながらより具体的に詰めていきます。

また、建築時に必要な確認申請の手続きを、役所との事前相談含め、同時進行いたします。

申請作業の経費は設計料に含みますが、検査機関に支払う確認申請手数料などは別途必要になります。

本見積もり期間:1～2か月

実施設計図面を元に、再度施工業者に見積もりを作成してもらいます。

見積もりは項目ごとの内訳書とし、内容を設計者が精査した上で、1社に絞り調整していきます。
予算をオーバーする場合は、設計内容を調整しながら、目標金額に近づけていきます。費用をかけるところ、贅肉を絞るところを見極めながらの調整となります。

工事契約

工事金額、工期などご納得いただいたところで建て主さまと施工業者の工事契約となり、いよいよ工事スタートです。

契約時には設計者も立ち会い、今後の進め方について打合せします。

工事監理期間:6か月

図面どおり工事がすすんでいるか確認します。

現場にて施工業者と打合せします。地盤、配筋、コンクリート強度、建て方、金物、設備、断熱材、下地、仕上・・・現場で確認します。施工業者から提出される施工図のチェックもします。
実際の空間の中で光の具合なども見ながら、モックアップ（仕上の色やテクスチャなど）を建て主さまと一緒に確認します。
また、役所の中間検査に立ち合います。

竣工

完成までにいくつか検査を行います。

設計事務所による検査、役所の完了検査、建て主さまの検査などがあります。
各検査で手直しが出れば修正します。完了検査後に検査済証が発行されます。
修正完了ののち、施工業者から建て主さまへお引き渡しになります。
お引き渡しの際、取り扱い説明を行います。

アフターフォロー

竣工後1年間くらいは建物が落ち着くまで、材料の反りによる建具の建て付け、無垢材、設備など調整が必要になってきます。竣工1年後には、1年目検査を行います。

不具合が生じた場合、施工業者と共に立会い、その場で調整を行うか、様子を見た方がいいかなど判断した後、対応いたします。